ガーデニング入門
ガーデニングの基本は
「土づくり」
土は植物を育てるうえでとても重要な要素です。土は植物の根を保護し、水と肥料の貯蔵庫でもあります。ガーデニングの基本はまず土づくりにあります。土の種類は色々ですが、基本用土と調整用土をブレンドして植物にあった土を作るようにしましょう。
土の種類を知ろう
基本土
-
【赤玉土】
関東ローム層の赤土、褐色で粒状、弱酸性で通気性、保水性、保肥性にとむ。肥料分はありません。
-
【鹿沼土】
栃木県鹿沼市産の軽石。酸性で通気性、保水性に富む。挿し木用にも使用されます。※
※ほかにも粘土のように保水性・保肥性が高い「荒木田」などもあります。
改良土
-
【腐葉土】
広葉樹などの落ち葉を長期間発酵させたもの。通気性に富んでいおり、改良用土の中で一番使いやすいでしょう。
-
【ピートモス】
湿地の水苔が堆積し発酵したもの。酸度が調整済みのものを購入するとよいでしょう。
-
【バーミキュライト】
鉱物の蛭石を高温で加熱し膨張させた人工の用土です。軽量で保水性、補肥性に優れています。
-
花壇を作る場所を決める
-
土質を調べる
●土質を調べるには花壇にする場所を30~40センチほど掘り起こし、よく耕します。(ゴミや石などは取り除いておきましょう)
●手のひらに土をとって握ってみましょう。にぎった土が崩れるようなら砂質、指で押して崩れるようならよい土です。固まったままなら粘質となります。
●土の酸度も知っておくとよいでしょう。市販の酸度測定液やPH試験紙など使って調べてみましょう。日本の土は酸性が多いので、弱酸性や中性の土が必要な場合は石灰などを混ぜて酸度を調整するとよいでしょう。
-
土質を調べる
-
土壌の環境を整える
砂質が多い土壌の場合水持ちのよいタイプの土を混ぜます。粘土質の土なら排水性の良い土を混ぜて生育に適した土にしておきましょう。
コンテナ・鉢植えで育てる場合
コンテナ栽培などでは赤玉土7:腐葉土3の割合をベースに、保水力を高めたい場合にピートモスやバーミキュライトを混ぜるとよいでしょう。